あとがき



正直な話、「やっと終わったー!」の一言です。まさかこんなに長くなると思ってなかったので@核爆
しかも一章一章の長さがまちまちで、後ろに行けば行くほど長くなっているという……計画性のなさがバレバレだなーー;)
以下ネタばれを含みますので本編を読み終えた後でお読み下さい。



コナン×哀のSSで記憶喪失というネタはベタな設定だと思います。実際、他サイト様でもいくつかお見かけした事ありますし。ただ、記憶を失ったまま成長してしまったというパターンは少ないのではないでしょうか?(コナンが記憶を失ったまま成長して……というのはM様が書かれてますけど)
私がこの話で一番書きたかったのは、「もし哀が過去の十字架をすべて忘れてしまった真っ白な状態から成長したらどんな女の子になるか?」というところでした。そんな訳で高校生まで成長させてしまいましたがイメージを壊してないかどうか心配です^^;)
それにしても、この話、主役は哀のつもりだったのですが、どう見てもコナンになっちゃってますね。ははは、ま、いっか(←をい)



「48」のあたりで更新が滅茶苦茶滞ったのはプロット段階で「黒幕と対決して終わり」としか考えてなかったからなんです。実際、最後の最後まで黒幕の元へ乗り込むのは平次と一緒にするか探偵団と一緒にするか迷いましたし。
最終的に工藤新一の親友である平次と江戸川コナンの親友である元太、光彦の出番の比重を考え、このような形になりました。その点、哀には歩美しかいないので悩まずにすみましたね@苦笑
歩美と言えば執筆が度々中断する過程において彼女には随分助けられました。これは平次にも言える事ですね。もうこの二人のどっちかが出て来ると話が勝手に進む進む。これだけ長くなってしまったのも半分は彼ら二人が原因です@爆笑
逆に出て来ると細心の注意が必要だったのは赤井とオリジナルキャラクター、柚木杏香。赤井についてはシャ○のイメージは崩せませんから@爆笑  杏香は書きたかったキャラだからこそ緊張したんだと思います。彼女を登場させたのは、ジンさえも見下す人物を書きたかったからなんです。ジン好きの方にはたいへん申し訳ないのですが、原作の中でジンをバカにしている……と言いますか、見下している人物って存在しないんですよね。唯一期待出来そうなベル姐さんも「マティーニ作らない?」とか言ってますし。だから、そういう人物を出したらおもしろいんじゃないか、しかもそこに明美さんを絡めたら……そこからこの話のプロットはほぼ完成しました。
ちなみに杏香さんのモデルは「犬夜叉」の桔梗姐さんです。あの圧倒的な存在感にどこまで迫ってているかは疑問ですけど。
黄海里にもモデルはいますが、そこはご想像にお任せします。(日記を読んでみえる方にはバレバレでしょうけど)
それにしても、三角関係を楽しみに読み進めて下さった方には申し訳なかったです。村主浩平の設定も最初に決めてあったので。感想を頂く度、「ごめんなさい〜!」と頭を下げていました。恋のライバルが……っていうのは掟破りだよなあ。



この話に関しては番外編等の予定は一切ありません。書くとしたら続編でしょうね。「続編」とは言うものの6人になった探偵団のドタバタ劇という全然趣向の変わった話になると思います。
高校生になった歩美、元太、光彦のイメージは、まんま「天国へのカウントダウン」のCGです。本当はあのイラストのイメージから歩美はバスケ部にしたかったのですが、それだと武器にならないのでテニス部に変更しました。元太の柔道部、光彦の化学部は妥当なところかと。
ちなみに本編で出て来ませんでしたが海里は帰宅部です。家の中華料理店の手伝いをしなければならないという事で特別免除扱いになっています。
しっかし探偵団の人数まで勝手に増やしちゃうとは、ここでも掟破りやってますね@笑



多少の変更はありましたが何とか最初のプロット通り最後まで辿り着く事が出来ました。ここまでお付き合い下さった方々、本当にありがとうございました。感想など頂けたら幸いです。
最後になりましたが、大阪弁の監修をして下さった森絢女様、くっきー様、弓道に関して色々教えて下さった瑠璃蝶々様、この場を借りてお礼を言わせて頂きます。ありがとうございました。